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田舎の親がボケてしまった。 離れて暮らす親の認知症対策

2014年11月25日

カテゴリー: 地方で暮らす親

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単身生活が長く、都会の生活に慣れてくると、ついつい忘れがちになる親のこと。

仕事に趣味に忙しくなり、遠く田舎の実家に戻れるのは、正月か夏休みの年に2回あればいいぐらい。

自分が年をとっているということは当然ながら、親も年をとっているということです。最近、85歳の大先輩とサウナで長話することもあり、改めて田舎の親のことを考えます。大人の男の単身生活というのは、学生時代の一人暮らしと大きく違う点が一つある。

やはり、田舎に残した親の世話をしなければならないということ。元気でいてくれればなによりだが、やはり、人間病気はつきもの。 今回は、離れて暮らす親のお世話をしてくれるサービスを紹介します。

◎困りごと援助サービス

買い物や掃除など、日ごろの家事を行うことが困難な場合、各自治体にある社会福祉協議会によって名称や費用は異なるが、困りごと援助サービスなる、便利なサービスがあります。たとえば、中野区社会福祉協議会の ほほえみサービス事業では、年会費3000円を支払えば、1時間800円で食事の支度や洗濯、掃除などを手伝ってくれます。

◎日常生活自立支援事業

社会福祉協議会は、認知症患者向けに 日常生活自立支援事業というサービスがあります。通帳や印鑑、年金証書などを預かり、年金や福祉手当の受取に必要な手続き、公共料金や福祉サービスの利用料支払いなどを代行してくれます。利用料は地域によって異なり、生活支援員の訪問一回あたり1200円程。

◎成年後見制度

判断能力が低下した高齢者に高額契約を結ばせる悪徳セールスが多発している。その際は、成年後見制度を利用する手段がある。この制度を利用すれば、例えば、クーリングオフ期間を過ぎても本人が交わした契約を取り消すことができる。本人の財産を守ることが制度の目的であるため、後見人の本人の利益にならない資産を自由に処分できない。子が親を後見する場合、かえっ不便なケースもあるので注意。

◎ゴミだし支援

多くの自治体では、ふれあい収集などの名称で介護認定を受けている高齢者世帯などでゴミの別収集を行っています。収集する際にインターホンなどで一声かけることにより安否確認を実施しているところも多い。

◎外出支援サービス

自治体では、高齢者や体の不自由な人を対象に、外出支援サービスを用意している。タクシーの利用に補助がでたり、専用のワンボックスカーで送迎してくれたり、内容は行政によって様々。愛知県半田市では、外出が困難な高齢者などを対象に、年24回までタクシーの初乗り運賃の9割を助成する。